自分のマーケットバリューを知ろう
マーケットバリューとは、転職市場におけるあなた自身の価値のこと。あなた自身の価値というのは、会社におけるあなたの価値ではなく、世の中から見たあなたの価値のことをいいます。上司を見て生きるのではなく、マーケットを見て生きることができる人=会社が潰れても生きていける人、一生食っていける人になります。
●マーケットバリューは3つの要素で決まる
- 技術資産
- 人的資産
- 業界の生産性
1.技術資産とは、ほかの会社でも通用する技術的な蓄積のことで、大きく2つに分けられます。
①職種に紐付く専門性
法人営業やマーケティング、経理、プログラミング、デザインなど職種に近いものです。
②職種に紐付かない経験
リーダーの経験などのマネジメント経験や商品開発の経験など。仕事で得る知識と経験は自分に蓄積されていきます。
2.人的資産とは、いわば人脈のことをいいます。
「あなただから」と動いてくれる人がどれだけいますか?仕事に限らず人脈、ご縁は非常に大事です。困ったときに相談にのってくれる人、助けてくれる人などあなたのために行動してくれる人が多ければ多いほど、人生は豊かになります。
3.業界の生産性とは、一人あたりの粗利のことで給料の原資となります。
業界の生産性は、業界によって差があり、同じくらい激務でも給与が高い業界と安い業界が世の中に存在します。技術資産も人的資産も乏しい場合、生産性が高い業界か今後伸びる業界を選んで働くことで、マーケットバリューを高めることが可能です。
やりたいことは別になくてもいい
- 「何をするか」に重きをおく to do 型の人
- 「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視する being 型の人
1. 「何をするか」に重きをおく to do 型の人
to do 型の人は、「世の中に変革を起こす」「会社を大きくする」などと、仕事の楽しみを to do (コト)で語ります。「何をするか」にこだわる to do 型の人は、明確な夢や目標を持ち、やりたいことを見つけて突き進んでいきます。このタイプは、「心からやりたいことを見つけろ」や「無理だと思ってもチャレンジしろ」といった成功哲学を発信している人が多いように思います。
2. 「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視する being 型の人
being 型の人は、「尊敬できる人のもとで働く」「プライベートも充実させる」「周囲の人に喜んでもらう」など being (状態)を重視します。being 型の人が日々の仕事に価値を見いだせるかどうかは、マーケットバリューを高められるか、自分を信頼できるかが重要になります。マーケットバリューの高め方については、自分に対して嘘をつかないようにして自分を信頼すること。嘘をゼロにすることは無理だと思いますが、小さくしていくことは可能です。自分を信頼できるようになると、仕事の手応えに変化の兆しが見えてきます。
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