転職するための5つのチャンネル
- ヘッドハンティングを受ける
- 転職エージェントに登録し紹介を受ける
- ダイレクトリクルーティング型のサービスを使う
- SNSなどマッチングサービスを使う
- 直接応募、または友人から紹介してもらう
1.ヘッドハンティングを受ける
引く手あまたの人気職種、重要なポジションではヘッドハンティングが行われています。ヘッドハンティングを受ける人材は、今いる会社でも十分に活躍しているので、自ら転職しようとは思わず、なかなか転職市場には出てこないものです。そのため、知り合いづてやエージェントを通した引き抜き、つまりヘットハンティングが行われるのです。
2.転職エージェントに登録し紹介を受ける
転職エージェントは、経歴や希望条件などを登録すると、転職できそうな会社を紹介し、面接の段取りもつけてくれます。ただし、ミスマッチが発生する可能性もあります。
3.ダイレクトリクルーティング型のサービスを使う
経歴や実績などの情報を登録しておくと、企業から直接アプローチが来るのが、ダイレクトリクルーティング型のサービスです。企業からのアプローチしかできないものと、求職者からも企業に応募ができるものがあります。
4.SNSなどマッチングサービスを使う
採用メディアのSNS型のマッチングサービスを使うと、企業と応募者がカジュアルに情報発信しあえます。応募者は職場や仕事のイメージがつかみやすく、企業側はSNSでのやりとりや応募者の過去の投稿内容から、人柄を深く知ることができます。
5.直接応募、または友人から紹介してもらう
求人を検索したり、企業のホームページの採用窓口から連絡する直接応募、あるいは、その会社で働く友人・知人に紹介してもらって選考に進む方法(リファラル採用というらしい)があります。
転職エージェントを利用する際の注意点
無料で企業を紹介してくれる転職エージェントは、求職者にとっては魅力的な存在です。転職先が決まっても成約料を要求されることもないですが、知っておいてほしいことは、転職エージェントは成果報酬型のビジネスモデルであることがほとんどです。企業に求職者を紹介し、内定・入社すると報酬が発生する仕組みです。その報酬を受け取る権利は「転職希望者が企業と最初に接触した時点」に確定します。つまり、転職エージェントの多くは、求職者に早く企業に会ってほしいと考えているのです。
ダメなエージェントといいエージェントを見分ける方法
- 面接時、どこがよかったかだけではなく、入社するうえでの「懸念点」を質問するとフィードバックしてくれる
- 案件ベースでの「いい、悪い」ではなく、自分のキャリアにとってどういう価値があるかという視点でアドバイスをくれる
- 企業に回答期限の延長や年収の交渉をしてくれる
- 「他にいい求人案内はないですか?」という質問に粘り強く付き合ってくれる
- 社長や役員、人事責任者との面接を自由にセットできる
入社に際して心配な点、懸念していることを尋ねることで企業と転職エージェントの本音が透けて見えてきます。また、転職エージェントが求職者のキャリアを考えてくれているのか、単に「売り物」と考えていないかを見極めることが大事です。「いい案件、悪い案件」というのが、転職エージェントにとっての「いい、悪い」=「利益が見込める、見込めない」になっていないことが大切です。転職エージェントが企業の内部に精通し、人事や役員に信頼されて採用活動を支援しているかどうかは、社長や役員、人事責任者との面接を自由にセットできるかどうかで判断できます。
会社選びの3つの基準
- マーケットバリュー
- 働きやすさ
- 活躍の可能性
1.マーケットバリュー
その会社で働くことによって、自分のマーケットバリュー(市場価値)を高められるか、他社でも通用する知識と経験を得られるか、その業界が今後も伸びていくか(業界の生産性)をしっかりと見通しましょう。
2.働きやすさ
その会社が、自分にとって働きやすいかどうか、仕事の進め方、社内の雰囲気が自分の求めているもの(例えば、とことん自分の成果を出すことにこだわりたかったり、チームで協力して業務に取り組みたいなど)であるかどうかを見ていきます。
3.活躍の可能性
その会社で自分が活躍できるかどうか、これまでの経験を活かせるかどうかを見ていきます。未経験の業界、職種でも自分の性格にあっているか、仕事の進め方にあっているかなどでも判断できます。
会社を選ぶ際の判断基準
- どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているのか
- 今一番社内で活躍し、評価されている人はどんな人物か、なぜ活躍しているのか
- 自分と同じように中途入社した人で、今活躍している人はどんな部署を経て、どんな業務を担当しているのか
これらの質問の答えを聞いて、自分が社内で活躍できるイメージを持てたなら活躍できる可能性は高いでしょう。20代、30代の現段階でマーケットバリューが低い人は、この活躍の可能性を重視することをおすすめします。
迷ったときは「未来のマーケットバリュー」で考えよう
- 給料が十分に高く成熟している会社
- 今の給料は低いけれど、この先の自分のマーケットバリューを高められる会社
転職前と同等かそれ以上に安定している会社の高い給料は確かに魅力的です。それでも、この先自分のマーケットバリューを高めることが難しいのであれば、たとえ一時的に給料が下がっても未来のマーケットバリューを優先的に考えましょう。マーケットバリューと給料は時間差で一致してくるもの。安定した会社で高い給料をもらったとしても、その会社でしか価値のない、その会社でしか働けない人になるのは、人生全体で考えるとリスクです。自分の価値を高める働き方を行い、転職市場で勝負できる人物になることが大事であるといえます。
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